スタッフのじゅんこです。
今朝はまた冷え込みましたね。朝早く外にでたらピーンと張った空気に冬の香りを感じました。寒いのは苦手ですが、ピーンとした空気が心地よくてこれから「冬」を楽しみたいな~と思いました♪
先日、3回目最後の「遺伝子組換え講座」に参加してきました。
3回目の内容は「遺伝子組換えの根本問題」でした。
長くなってしましますが、ぜひお伝えしたいとおもいます!!
通常、自然界では交配で遺伝子の入れ替わりがおこります。オスとメスの形質が子供に伝えられるということです。同じ性質の遺伝子が入れ替わるので問題ないです。
ところが、無理やりな遺伝子組換えは・・・
例えば、除草剤耐性大豆を作るには土壌細菌の除草剤耐性遺伝子にカリフフラワーの病原ウィルスの遺伝子や植物のガンウィルスの遺伝子の一部など全く違う生物の遺伝子を大豆の遺伝子に押し込むのです。
聞いただけでもゾッとしますよね・・・
できた作物はフランケンシュタイン作物なんて呼ばれているそうです。(怖い・・・)
この土壌細菌はアメリカの除草剤の研究工場の廃水から発見されたそうです。発見された時はガッツポーズで新聞に掲載されたほどわいたそうです。
この話を聞いてとても複雑な気持ちになりました。
熱心に研究して遺伝子組換え作物をつくり、それを「成功」としてる人もいるんだと・・・自分や大切な人の口にフランケンシュタイン作物が入るかもしれないのに・・・
2002年に人口肛門7名の協力で遺伝子組換え大豆を食べた際の便を調べた研究があるそうです。結果、腸内細菌が抗生物質耐性になる危険性がある!どういうことかというと、病気になったときに抗生物質が効かなくなる可能性がある!ということです。
現にアメリカでは年間5000人が食中毒で亡くなっているそうです。これが遺伝子組換え作物が原因とはされていませんが、アメリカ人の3人に1人は年1回食中毒で病院へ行き、4人に1人は抗生物質耐性菌がみつかるそうです。
フランケンシュタイン作物だけじゃない!!
河田先生は遺伝子組換えは「種の壁を壊す!!」これが一番の問題だとおっしゃっていました。
遺伝子組換えで発光クラゲの遺伝子を組み込んだウサギがつくられ、暗い所で青緑に光るんだそうです・・・
他にも、人間の遺伝子が組み込まれた鮭、成長が早いので大きいうえに出荷数上がるとかでもうすぐアメリカで認可されるかもしれないそうです。
鮭は養殖池で育ててもタイフーンや洪水で養殖池から逃げる可能性があります。メスは大きなオスに寄り添う性質があるので、自然なメスの鮭が遺伝子組換えのオスと交配していく可能性もあるのです。遺伝子組換えの鮭は繁殖力が弱く自然な鮭が絶滅するとの研究結果もでているそうです。
今回、河田先生の講座を受けて、遺伝子組換えに対する知識があまりになかった・・・無知すぎて、桜mamaさん流に言うなら「うらしま太郎状態」、そんな自分に反省しました。
そして、気になるTPPですが・・・
日本が参加した場合、今までのような主要3成分で5%以上なら遺伝子組換えの表示義務もなくなる可能性大!!だそうです・・・
自分で見る目を養い判断していかなくてはと改めて思いました。そしてそれを子供たちにどう伝えていくか・・・本当に悩みます。答えがだせるようにこれからも考えていきたいと思いました。
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みわこ (火曜日, 29 11月 2011 00:05)
じゅんちゃん同様、私も遺伝子組み換えというものが
どういうものなのか、まったく分かっていなかったことを知ったよ。
そして、TPP参加の場合はどう変わるのか心配だったので、質問してもらえて良かったです。
子どもを守る。すべての大人に課せられた義務だと思うのだけれど、経済重視されているような気がして、切ないです。
もっと、勉強しなくては。ね!
ゆいこ (火曜日, 29 11月 2011 11:18)
じゅんちゃん詳しく説明してくれてありがとう!
本当に、知れば知るほど怖くなる・・・。
もっと、たくさんの人に知ってもらいたい。
食べものって、子どもにとってはこれから血となり肉となり骨となるものなのに。
TPPの参加後のこと、気になってました。表示義務がなくなったら・・・知る術もなくなるということだよね。
食の安全って、今ほんとうに多方面から脅かされているんだなあ、と怖くなるけれど・・・。
まずは、ちゃんと知って、選ぶ目を持つ努力をしたい!と再確認したよ。